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第19回佐賀泌尿器疾患集談会に参加しました
2024.10.15
2024年10月10日、ホテルマリターレ創世にて開催された、第19回佐賀泌尿器疾患集談会に参加しました。
まず一般演題では、東武 昇平先生が座長を務められ、村上 道洋先生より、
『OAB症状を呈する下部尿路疾患』という題でご講演がなされました。
OAB(Overactive bladder)、つまり過活動膀胱は尿意切迫感を有する症候群であり、その有病率は多く、治療薬も広く普及している現状をお話しされ、そのOAB患者の中でも重篤な疾患が隠れているということを当科のデータや知見を交えて説いていただきました。難しいテーマであり、時間をかけてご準備されておりましたが、内容もまとまった素晴らしいご発表をされました。お疲れ様でした。
特別講演では野口 満先生が座長を務められ、
順天堂大学医学部附属浦安病院 泌尿器科 辻村 晃先生をお招きし、
『男性性機能障害の現状と新しい治療戦略』と題しご講演を賜りました。
今回は辻村先生がおまとめになった、本邦の最新版の性機能調査報告を紐解きながら、本邦の男性性機能障害の現状についてご解説され、その後新しい治療方法や浦安病院での取り組みなどもご教示いただきました。大変興味深い内容であり、終始目が冴えて学ぶことができました。佐賀までお越しいただき誠にありがとうございます。佐賀で開催される西日本泌尿器科学会でもご講演頂く予定でございますので、医局員一同大変楽しみにしております。
(文責 前田晃宏)