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第89回佐賀地方会を開催しました
2024年12月14日、ホテルマリターレ創世にて、日本泌尿器科学会 第89回 佐賀地方会を開催しました。
大変多くの先生方にご参加いただきました。演者につきましては、佐賀全般・福岡・熊本からと広い地域から演題登録頂き、一般演題は14題ございました。当医局員の活動をご報告いたします。今回は進行順に記載させていただきます。
●川﨑 麻紀先生 一般演題Ⅰの座長を務めていただきました。
●山口 優香子先生
一般演題「限局性前立腺癌に対するRALP後のBCRに関する検討」の演者
11月の佐賀県泌尿器科懇話会に引き続き、当科の前立腺癌データの新しい知見を発表して頂きました。
今回も統計処理に奮闘されていましたが、よくまとめていただきました。お疲れ様でした。
●永瀬 圭先生(現 伊万里有田共立病院)
一般演題「S2, 3PSA%の検証」の演者
新たなPSA二次検診戦略を提言していただきました。大変勉強になりました。
●東武 昇平先生 一般演題Ⅱの座長を務めていただきました。
●有働 和馬先生
一般演題「ロボット支援下腎尿管全摘除術(RANU)における下部尿管処理の初期経験」
当科の腎尿管全摘のデータをまとめていただき、RANUにおける下部尿管処理の新しい取り組みをご発表いただきました。
今後も安全性に配慮し、腫瘍学的にも良い結果を出せるよう取り組んで参ります。
また、参加した医局員一同で学会運営をさせていただきました。
ご参加された先生方には活発な討議をしていただき感謝申し上げます。
特別講演では、野口 満先生が座長を務め、
帝京大学医学部泌尿器科学教室 中川 徹先生をお招きし、
題「転換期を迎える尿路上皮がん治療~新たな治療strategyへの期待~」をご講演賜りました。
エンフォルツマブベドチン+ペンブロリズマブ併用療法という新しい治療法が出た現状において、過去の薬物療法の歴史を踏まえつつ、現在の治療戦略について大変分かりやすくお示ししていただきました。今後の診療にすぐに役立つ内容でございまして、大変勉強になりました。お忙しい中、佐賀までお越し頂き誠にありがとうございました。
(文責 前田晃宏)