スタッフブログ

  • HOME>
  • スタッフブログ>
  • 第21回九州小児泌尿器研究会、日本平滑筋学会 若手の会 研究発表会に参加しました

第21回九州小児泌尿器研究会、日本平滑筋学会 若手の会 研究発表会に参加しました

2025.02.22

 2025年2月15日(土)、第21回 九州小児泌尿器研究会を開催しました。九州の各施設が持ち回りで担当する本会ですが、今回は佐賀大学が担当し、佐賀県のマリターレ創世佐賀で開催されました。野口 満先生の挨拶で開会しました。九州各県より多くの先生方にご参加いただきました。

 

 一般演題は16題と多くのご発表をしていただき誠にありがとうございました。

当科より、

●村上 道洋先生 「術後レントゲンで発見された1mm以下の異物遺残の1例」

 術後のレントゲン撮影で極めて小さい金属異物を見つけることができ、除去できたケースをご発表頂きました。村上先生は2年間、佐賀大学へご留学頂いて、おそらく佐賀大学で最後のご発表となりました。これまで診療や学会活動など、多岐にわたる業務に携わってこられ、本当にお疲れ様でした。

 

●雪本 弥仁雅先生 「血友病精査の過程でクラインフェルター症候群と診断された1例」

 貴重な症例について、佐賀大学のDSD(Disorders of Sex Development)チームが介入し、診療方針を慎重に検討された内容をご発表いただきました。難しいテーマにも関わらず、分かりやすく丁寧に伝えてくださり、素晴らしい発表でした。

 

 また、佐賀大学医学部附属病院 小児科 岡 政史先生より、「右腎盂形成術術後に高血圧のためICU管理を要した両側腎盂尿管移行部通過障害の1歳女児」についてご発表されました。岡先生、大串先生(共同演者)は毎週当科のカンファレンスにご参加頂いており、大変お世話になっております。小児科、泌尿器科で連携して診療した症例をご発表頂きました。

 

 佐賀大学の臨床協力医であります、熊本市民病院 泌尿器科の里地 葉先生にはセッションⅠの座長を務めて頂き、一般演題では「高度埋没陰茎の一例」の題でご発表されました。いつもお世話になっております。

 

 特別講演では野口 満先生が座長を務め、

大阪市立総合医療センター 小児泌尿器科部長

石井 啓一先生にお越しいただき、

「小児泌尿器科疾患に対する、最近のロボット・内視鏡手術」についてご講演賜りました。

小児泌尿器科手術において低侵襲で安全性が高く、今後普及していくと思われる手術内容をお示し頂きました。大変勉強になりました。佐賀までお越しいただき誠にありがとうございました。

 

***

 私前田が所属する日本平滑筋学会の若手の会の、研究発表会に参加するべく、岐阜県に伺いました。

 岐阜駅の周囲はビルが多く栄えておりましたが、岐阜大学および附属病院は駅から離れており、周囲はとてものどかな風景が広がっていました。佐賀県に近い雰囲気があり親近感を覚えました。会場はOKB岐阜大学プラザというとても綺麗な施設でした。

 

 本会は日本平滑筋学会 若手の会に所属する、学部生、大学院生、先生方の研究発表会であり、一般演題4題、特別講演1題で構成されていました。

 一人持ち時間を25分頂けたので、私は自身の基礎研究内容を10分間発表させていただき、残りは多くの先生方と質疑応答をすることで、研究内容の改善点を多く見つけることができました。

 その後の懇親会でもフランクにお話させていただき、基礎研究にお強い先生方の意見は大変参考になりました。今後もぜひ参加したいと考えております。

 

(文責 前田晃宏)

第76回西日本泌尿器科学会総会第76回西日本泌尿器科学会総会