2025年6月7日（土）、第44回　九州腎臓移植研究会に参加しました。

　今回の会長は熊本赤十字病院　移植外科部長　山永　成美先生でございまして、会も熊本赤十字病院内で執り行われました。

　今回は残念ながら、当科から演題を提出することは叶いませんでしたが、聴講を通じて腎移植に関する多くの学びを得ることができました。

　特に注目した発表は、腎移植患者におけるワクチン管理や、サイトメガロウイルス感染症に対する新規予防薬に関するものでした。新たな知見を得ることができましたし、COVID-19などの感染症対策が腎移植患者様にとって依然として重要であることを、改めて認識いたしました。

　当科においても、少しずつではありますが腎移植の実施件数が増加しており、今後も佐賀県において安心・安全に腎移植を受けられる体制づくりに努めてまいりたいと存じます。

　会の終了後には意見交換会も開催され、参加させていただきました。九州各地で腎移植に携わる先生方と交流し、貴重なご意見を伺うことができ、大変有意義な時間となりました。

　なお、まだ先のこととはなりますが、2029年度には佐賀大学が本会の担当を務める予定です。それまでに腎移植診療をさらに発展させ、九州内の先生方と活発な意見交換ができるよう、努めてまいりたいと存じます。

（文責　前田晃宏）