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第38回日本老年泌尿器科学会に参加しました

2025.07.20

 2025年7月11日~12日に東京都、御茶ノ水ソラシティ カンファレンスセンターで開催された、

 第38回 日本老年泌尿器科学会に参加しました。

 

 現在、7~8月に当科を初期研修でローテートしている南里 虎彦先生も本会に参加されました。

 南里先生にとっては今回が初めての学会参加でしたが、シンポジウムやポスター発表を共に拝聴し、さらには口演スライドの登録作業も見学しながら、学会の流れを熱心に学んでおられました。非常に真面目で優秀な先生であり、お一人でも積極的に多くのセッションを聴講され、特に英語セッションにも関心を持って参加されていた姿が印象的でした。また、会員懇親会では多くの先生方と積極的に交流されており、その姿勢にも大変感銘を受けました。今後ますますのご活躍が期待される先生でございます。

 

 当医局員の学会活動をお示しします。

● 野口 満先生 教育講演「フレイル/サルコペニア/ロコモと泌尿器科診療」の座長

 大変盛況であり、立ち見の聴講者が多くいらっしゃいました。

 

● 草野 脩平先生 一般演題「高齢筋層浸潤膀胱癌患者に対するシスプラチン+エピルビシンを用いた動注化学療法の治療効果解析」

 当科における動注化学療法の成績をお示しいただきました。

 

● 前田 晃宏 学会賞口演「尿閉を伴う高齢骨盤臓器脱患者に対する膣閉鎖術の有用性」

 

 尿閉を伴う高齢骨盤臓器脱患者様に対して、膣閉鎖術を行うことで尿閉を解除でき、合併症や再発なく経過した症例を複数例経験しましたので報告させていただきました。残念ながら入賞はしませんでしたが、ぜひ論文化して本研究結果を発信したいと存じます。

 

 学会期間中は天候にも恵まれ、合間の時間を活用して学会場周辺を散策することもできました。来年度の老年泌尿器科学会にも、ぜひ参加させていただきたいと存じます。

 

(文責 前田晃宏)

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