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第88回佐賀県泌尿器科懇話会に参加しました
2026年2月21日に第88回佐賀県泌尿器科懇話会が開催されました。
本懇話会には県内で勤務されている多くの泌尿器科医が参加し、日常診療に基づく症例報告を中心に、活発な意見交換が行われました。
佐賀大学医学部泌尿器科学講座からは、2題の一般演題が発表されました。
● 前田 晃宏先生
「薄膜皮弁による修復が有効であった難治性尿道損傷および尿道直腸瘻の2例」
写真(発表者:前田先生)
前田先生は、治療に難渋する難治性尿道損傷および尿道直腸瘻の症例について報告されました。合併症として低頻度である尿道損傷の加療を症例報告より詳細に示し、新たな視座を示されました。
● 草野 脩平先生
「フルニエ壊疽患者における予後予測因子の検討」
写真(発表者:草野先生)
草野先生は、致死率の高い重症感染症であるフルニエ壊疽を対象に、予後予測因子の検討について発表されました。SGLT2阻害薬などの普及によりTopicとも言えるフルニエ壊疽を後方視的な解析により、呼吸数や肝機能などが予後に影響するという日常診療に直結する内容を示されました。
● 永瀬 圭先生(伊万里有田共立病院 所属)
「当院におけるirAE対策チームについて」
伊万里有田共立病院において、irAE対策チームを発足し、その活動の成果として、他診療科で発症したirAEによるサイトカイン放出症候群に対し、的確な診断および迅速な治療介入へと結び付けた点についてご発表頂きました。
特別講演
● 野口 満先生
「Current topics in Urology. ~OABから泌尿器科癌まで~」
写真(講演者:野口満)
懇話会の最後には、佐賀大学医学部附属病院 病院長・泌尿器科学教授の野口満先生による特別講演が行われました。
膀胱癌や前立腺癌を中心に、泌尿器がん治療の変遷から最新の治療戦略まで、非常に分かりやすく解説していただきました。泌尿器科診療における治療選択の最善性について、改めて考える貴重な機会となりました。
今回の懇話会には、佐賀大学の学生の皆さんもご参加いただきました。
日々の学生生活で忙しい中、泌尿器科に興味を持って参加してくださったことを大変嬉しく思います。学生の方の意訳的に学ぼうとする姿勢に、私自身も大いに刺激を受けました。今後も泌尿器科も含めた様々な分野に積極的に取り組んでいただけると幸いです。
(文責 中村和樹、前田晃宏)


















