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日本小児泌尿器科学会に参加しました
2021年7月2~4日に日本小児泌尿器科学会総会が開催されました。
昨年度は完全Web開催でしたが、今年度は感染症対策を徹底したうえで現地参加とWeb配信を併用したハイブリッド形式での開催となりました。現地とWeb両方から盛んに意見が飛び交い、昨年度と比べても白熱した学会だったと感じます。
今年度も非常にたくさんの興味深い演題が集まり、当科からも以下の先生方が演者や座長として参加されました。
- 野口満 教授
座長「あなたならどうする 水腎症・停留精巣・尿道下裂」
- 東武昇平 准教授
ワークショップ「低位停留精巣へのアプローチ Pros and Cons:鼠径切開」
一般口演「小児泌尿器疾患術後症例の移行期医療に難渋した2例」
- 瀧下弥仁雅 先生
学会賞演題「新生児期に腎代替療法を必要とした常染色体劣性多発性嚢胞腎の2例」
- 山里優香子 先生
Webポスター「小児シスチン結石に対するPNLの経験」
- 杉原直哉
Webポスター「術後 18 年後に失禁型尿路変更を余儀なくされた回盲部利用代用膀胱(+虫垂利用導尿路)症例の 1 例」
なんと、当科より瀧下先生が学会会長賞を受賞しました!おめでとうございます!
治療に難渋した症例の検討であり、これを整理して発表することは非常に難しかったと思います。スライドはとてもきれいにまとめられており、本番でもしっかり堂々と発表する姿を見て、同期として負けていられないなと刺激を受けました。
今年度も教育講演や特別講演が充実しておりました。
個人的には特に、順天堂大学の山高先生による「なぜ医師のキャリアにとって研究が必要なのか」という講演が印象に残りました。臨床への熱い気持ちを持ちながら基礎研究をすることで、より良い研究ができるとともに、臨床にも物凄いフィードバックがあることを知りました。(私はそう解釈しましたが、合ってますでしょうか。)キャリアの中で研究をしてみたいというモチベーションが非常に強くなりました。
現地参加組としては、現地で聴く講演はWebで聞くよりも伝わってくる熱量が全然違うように思われました。早くコロナ禍が収束し、完全現地開催できる日が来ることを願うばかりです。
最後に、コロナ禍で大変ななか本学会を主催いただいた、関西医科大学の金子会長をはじめ、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
(文責:杉原)