スタッフブログ

研修医の先生方お疲れ様でした。

2021.12.10

今年度も研修医の先生方に泌尿器科をローテ―トしていただきました。

6月に研修医2年目の水田 一椰先生

7月に研修医2年目の武富 映典先生

10月・11月に研修医1年目の徳島 実佳先生

以上の先生方がローテートされました。

 

水田先生は研修医とは思えないほどの落ち着きがあり、只者ではない雰囲気を発していました。総合内科志望ということで、幅広い知識で私たちを驚かせたことはもちろん、泌尿器科ローテ―ト中もいろいろな疾患や手技を貪欲に勉強されていました。私たちも負けていられないぞと、非常に良い刺激を受けた1か月でした。

余談ですが、水田先生は非常に心が広く、私がどんなつまらないことを言っても大抵は笑ってくれます。水田先生と話していると自分が面白くなったかのように錯覚し、全く同じノリで学生さんに絡んでドン滑りすることが何度かありました。

(写真:勉強熱心な水田先生)

 

武富先生はとても人懐っこい性格で、患者さんと積極的にコミュニケーションをとり、私たちのチームの雰囲気も明るくしてくれました。外科系志望ということで、いくつもの手術に積極的に参加し、器用に様々な手技を実践されていました。素直な感性の持ち主で、たった1か月の間に多くのことを吸収し、手技はもちろん、プレゼンテーション能力もグンと伸びたのが見てわかるほどでした。

武富先生がこの1か月で経験したことが、将来どこに行ったとしても、先生の助けになれば良いなと思います。応援していますので、新天地でも頑張ってください。

(写真:拡大鏡が様になっている武富先生)

 

徳島先生は2か月間、泌尿器科をローテ―トしてくださいました。きわめて真面目でしっかりした先生で、様々なことに気が付くため、1年目の先生であることを忘れ、ついついいろいろ頼んでしまいました。患者さんへの接し方、勉強に対する姿勢、手技やプレゼンなどの向上心も素晴らしく、私たちも非常に刺激を受けました。今後の研修も同じ姿勢で頑張ってもらいたいです。

先生なら、この2か月で泌尿器科の幅広さ、奥深さ、面白さに気づいてもらえたのではないでしょうか? ぜひ2年目も当科を回り、泌尿器科をよりディープに学んでいただけると幸いです。

今年度は以上の3名が泌尿器科ローテ―ターでした。皆さん泌尿器科をローテートしていただき、ありがとうございました。

 

研修医の皆さんはたったの2年間で、限られた科しか回ることができません。何科をローテートするか、非常に悩まれるでしょう。その中で、泌尿器科ローテートは良い選択だと、私は思います。

➀泌尿器科は、手術手技や排尿管理はもちろん、内科から外科まで幅広い知識を学ぶことができます。

②小児から高齢者までの周術期管理をしますので、全身の内科的知識を押さえる必要があります。カテーテルやドレーンの管理、創処置も行います。

③尿路奇形や腎腫瘍、尿路閉塞を扱うので、同時に腎不全も学びます。透析関連の手術も扱っております。

④化学療法や緩和ケアなど、腫瘍内科の一面もあります。

⑤また、当科はプレゼンテーションに力を入れており、診断や治療を論理的に考える力、病歴をわかりやすく伝える力が身につきます。

⑥若い先生が多く、研修医の先生にとって相談しやすい環境です。

将来の科に悩まれている研修医の先生こそ、泌尿器科ローテートをおすすめします。決して損はしないはずです。少しでも興味を持たれた先生は気軽にお問い合わせください。

 

最後に、新型コロナウイルスの新株が日本でも発生しており、油断ならない状況です。皆様、引き続き体調管理と感染予防にお気をつけください。

 

(文責:杉原)

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