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泌尿器科再建再生研究会, 日本老年泌尿器科学会に参加しました

2022.06.12

2022年6月4日(土)、第19回泌尿器科再建再生研究会に参加しました。

当科からは以下の演題発表がありました。

草野 脩平先生「観血的処置を要した腸管利用代用膀胱合併症の2例」

東武 昇平先生「再手術を要した腸管利用腹壁導尿路の2例」

いずれも治療に難渋しており、代用膀胱や導尿路について今後の適応や在り方を考えさせられるような症例でした。

今回は秋田大学が主幹であり、現地秋田で開催されました。秋田の伝統文化を感じる写真を頂きましたので添付いたします。

 

 

そして、その翌週、6月10~11日(金~土)には、山梨県で第35回日本老年泌尿器科学会に参加しました。

当科からは以下の演題発表がありました。

雪本 弥仁雅先生「高齢者に対する鏡視下手術の術後合併症に関する検討」

雪本先生と同セッションで野口 満先生が座長を務めました。

東武 昇平先生「他施設にて治療不可能と判断された高齢筋層浸潤膀胱癌に対する動注化学療法の治療効果解析」

 

雪本先生の演題では、高齢者機能評価ツールであるG8を後方視的に評価しやすくしたModified G8を用いて、術後合併症に影響する因子を調査されました。そこから歩行が困難な症例においては重篤な合併症を来すリスクが有意に高いことを示しました。今後さらなる調査で新たな知見が出ることを期待しています。

 

(文責 前田晃宏)

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