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第16回佐賀ウロギネコロジー研究会に参加しました

2022.12.12

 2022年12月1日に開催された、第16回佐賀ウロギネコロジー研究会に参加しました。

 本会は産婦人科、泌尿器科の合同の会であり、佐賀大学含め多くの施設から参加者がございました。どちらも骨盤内臓器を扱う科であり、また骨盤臓器脱については泌尿器科が関わるところもあり、意見を交わせる有意義な会となりました。

 

以下のご演題がありました。

<演題1>

座長 佐賀大学 産科婦人科 奥川 馨先生

演者 佐賀大学 泌尿器科 東武 昇平先生

演題名 「骨盤臓器脱に対するLap&Robotic surgery」

仙骨膣固定術について分かりやすいイラストや動画をスライドに用いられ、非常に理解が深まるご講演でございました。

 

<演題2>

座長 佐賀大学 産科婦人科 横山 正俊先生

演者 佐賀大学 産科婦人科 奥川 馨先生

演題名 「子宮頸癌に対する子宮頸部摘出術について」

 妊孕性を考えた術式をお示しいただき、大変勉強になりました。私たち泌尿器科ではなかなか見たり経験したりできる範囲でありませんので、改めてこのような機会は大事だと実感しました。

 

<演題3>

座長 佐賀大学 泌尿器科 野口 満先生

演者 久留米大学医学部 消化器外科 藤田 文彦先生

演題名 「骨盤領域における腹腔鏡手術~大腸外科医の立場から~」

 久留米大学より藤田先生をお招きし、ご講演賜りました。私たち泌尿器科や婦人科に寄り添った内容をお話しいただき、術中の腸管損傷の対応、骨盤内の神経などの解剖などを教えていただき、大変勉強になりました。

 大変実りある会でございましたので、また今後とも本会が継続して開催されることを祈念します。

 

 そして本会には、泌尿器科に研修で回っていただいた中村 和樹先生もご参加し、また、

医学生(5年生)の伊藤くん、笹尾くん、湯村さんも参加されました。難しい内容だったかもしれませんが、参加していただくだけでも嬉しく思いますし、このような発表・講演を聞いて色々なものを吸収していっていただけると幸いです。

 

 

 個人的なご報告ですが、日本泌尿器科学会が主催した前立腺癌教育ワークショップに参加しました。泌尿器科専門医資格取得後かつ40歳以下の若手泌尿器科医という応募資格で、参加権を手に入れることができました。参加したのは40名の先生で、全国津々浦々、大学から市中病院まで様々な先生方がいらっしゃいました。

 

 2日間に渡るブログラムには講義もありましたが、メインとしては、6-7名ずつのグループに分けられチューターの先生が付き、それぞれ提示症例の質問に対し、グループで話し合い、調べながらスライドを完成させる工程がありました。そこで色々な意見を交換したり、交流ができたりしたことは大変すばらしいものでした。

 2日目には各班それぞれスライドの発表があり、私の班では私 前田が代表して発表をさせていただきました。とても刺激のある二日間でした。本ワークショップでお会いした先生方とまた学会場などでお会いできることを楽しみにしております。

 

 

 文章が長くなり恐縮ですが、2022年12月17日に開催する、第87回佐賀地方会のプログラムが完成しましたので、PDF(クリックすると開きます)でご参照いただけると幸いです。

 

 

(文責 前田晃宏)

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