スタッフブログ
医局見学の御礼、第18回佐賀泌尿器疾患集談会に参加しました
2023年10月25日、熊本県にあります荒尾市立 有明医療センターで初期研修をしている吉田先生が医局見学に来ていただきました。
当科の永瀬先生とお知り合いであり繋がり、泌尿器科分野に興味をお持ちになり当院を見に来ていただきました。
当日は通常よりも少ない手術数で、こちらの特色ある医療が十分にはお伝え出来ず残念でしたが、
かえってお話できる時間が増えることで医局の雰囲気を感じていただけなら幸いです。
お食事会ではとても楽しくお話ししていただき、佐賀牛も堪能していただきました。
また佐賀を感じたくなりましたらご案内いたしますので、ぜひともまたお越しください。
医局見学に来ていただき誠にありがとうございました。
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2023年10月26日、第18回佐賀泌尿器集談会に参加しました。
本会の参加に当たり、医学部5年生で泌尿器科に少しでも興味を持っている方々にお声かけさせてもらったところ、
5名と多くの学生さんに参加していただきました。特に今回は尿路感染症と性感染症の話題であり、身近で学びやすい
分野と思いますので、またさらに泌尿器科分野の面白さが伝わっていると嬉しいです。
一般演題では、南里泌尿器科医院 松尾 学先生より、『当院における過活動膀胱薬物治療の変遷(抗コリン薬からβ3受容体作動薬へ)』
の題でご講演いただきました。座長は東武 昇平先生でした。地域のかかりつけ医となる南里泌尿器科医院においても、β3受容体作動薬を
使用する頻度が多くなっていることがデータとしてお示しいただきました。
特別講演では、野口 満先生が座長を務められ、
島根大学医学部 泌尿器科学講座 教授 和田 耕一郎先生に佐賀までお越しいただき、
『尿路感染症と性感染症に関する最近の話題』についてご講演いただきました。
尿路感染症における本邦や海外での薬剤耐性菌の状況や抗生剤の使用状況などをデータでお示しいただき、
また作成にも携わっているガイドラインの最新版のお話など、とても勉強になる内容が盛りだくさんでございました。
また、性感染症においては検査法が増えTOPICであるM. genitalium尿道炎の治療戦略をお示しいただいたり、
梅毒の知識や治療についてもお示しいただき、即臨床に利用できる内容でした。
頭が整理され、かつ新しい知識も授けてくださり、誠にありがとうございました。
(文責 前田晃宏)