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第88回佐賀地方会を開催しました / 選択実習生のご紹介

2023.12.20

 まず泌尿器科を選択実習で回っていただいた学生さんの紹介をさせていただきます。

 5年生の江藤さんは必修の泌尿器科実習で泌尿器科学や教室の雰囲気に興味を持っていただき、12月4日より2週間、追加で実習を回っていただきました。手術や外来、処置など色々なことに積極的に参加し取り組んでいただきました。尿路結石の手術では内視鏡を構える姿は非常に様になっております。またぜひとも泌尿器科教室へお尋ねください。

 

 

 さて、2023年12月16日に日本泌尿器科学会 第88回佐賀地方会を開催しました。

 お馴染みの6年生である伊藤くん、湯村さん、迫くんと、5年生の南里虎彦くん、研修医の岩永先生、来年入局の中村先生も参加していただきました。また、本年度も佐賀県のみならず福岡県、山口県からも一般演題登録いただき、多くの先生方にお越しいただきました。ご参加のほど誠にありがとうございます。

 

 一般演題Ⅰの座長は有働先生、Ⅱの座長は柿木先生が務められました。

 

 一般演題順で当医局員の発表内容と写真を挙げて参ります。

● 永瀬 圭先生

「転移性腎細胞癌における薬物療法後のCytoreductive nephrectomy」

 

● 草野 脩平先生

「腹腔鏡下尿管皮膚瘻の試み」

 

● 松下 恭平先生 (現在、小波瀬病院泌尿器科に勤務中)

「膀胱癌に対するBCG膀胱内注入療法後に播種性BCG感染を起こした1例」

 

● 山口 優香子先生 (現在、済生会下関総合病院泌尿器科で研鑽中)

「BRCA遺伝子変異陽性のmCRPCに対するオラパリブの使用経験」

 

● 前田 晃宏

「尿道狭窄に対する尿道形成」

発表中の写真がないので、作成したイラストを載せておきます。

 

 ご発表お疲れさまでした。

 

 その後、専門医制度対応 泌尿器科共通講習において、株式会社スターフライヤー 安全推進部 中村 達之介様に、「医療安全のために航空安全を学ぶ」という題でご講演いただきました。航空会社における安全管理体制を分かりやすく述べられ、また実際の航空事故の凡例を挙げてリスクマネジメントや繰り返さない対策などをお示し、我々医療者にも通ずる内容で大変勉強になりました。ご講演いただき、誠にありがとうございました。

 

 佐賀地方会の後、引き続いて第20回泌尿器科疾患の理論と治療研究会に参加しました。

 野口先生が座長を務められ、山形大学医学部 腎泌尿器外科学講座 土谷 順彦先生にお越しいただき、「mCSPCの治療戦略2023」の題でご講演賜りました。新しい知見をふんだんにご提示され、最新治療戦略を見出していただき、すぐにでも診療に使える知識をご教示していただきました。佐賀までお越しいただき、誠にありがとうございました。

 

 本年度の佐賀地方会も盛況に終えることができました。皆様ご参加の程、誠にありがとうございました。

 

 

(文責 前田晃宏)

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