スタッフブログ
各講演会、佐賀ウロギネコロジー研究会、佐賀県泌尿器科懇話会に参加しました
2024年になり、すぐさま1ヵ月が過ぎてしまいましたが、今年も本ブログを何卒宜しくお願い致します。
新年から様々な会があり、それらに参加しましたのでご報告いたします。
2024年1月19日、ホテルマリターレ創世佐賀にて、RCC＆UC Joint Seminar in佐賀に参加しました。
東京女子医科大学 泌尿器科 基幹分野長 教授 髙木 敏男先生をお招きし、
「これで解決！－進行・再発腎細胞がんのICI療法－」
「上部尿路上皮癌に対するロボット支援手術～早くそして正確に行うコツ～」
の2セッションについてご講演賜りました。
腎癌については最新の知見を含めた薬物療法の内容をお示しいただき、また上部尿路上皮癌についてはとても綺麗でお手本となるような手術動画を提示していただき、非常に勉強になりました。
私は残念ながら現地には参加できませんでしたが、WEBで拝聴しておりました。WEB上からの私の質問で腎尿管摘除におけるda Vinci SPの有効性についてお答えいただき誠にありがとうございました。大変参考になりました。
佐賀までお越しいただき、誠にありがとうございました。
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2024年1月25日、ホテルニューオータニ佐賀にて、第17回佐賀ウロギネコロジー研究会が開催されました。
開会の辞を当科の野口 満先生が執り行いました。
一般演題では当科より、座長を東武 昇平先生が務められ、演者は草野 脩平先生で「骨盤臓器脱に対する外科的治療」の題で発表されました。当科で行っているロボット支援腹腔鏡下仙骨膣固定術を中心に手術動画も交え、骨盤臓器脱の実際の診療方法や治療成績を提示していただきました。
特別講演では佐賀大学医学部 産科婦人科学講座 教授 横山 正俊先生が座長をされ、
演者は佐賀県医療センター好生館 婦人科部長 安永 牧生先生で「最先端の産婦人科内視鏡手術」の題で講演されました。
特に印象に残ったのは、会場でも質問をさせていただきましたが、vNOTESという経腟的な腹腔鏡手術には驚きました。婦人科の先生方の特有の術式と見受けられ、経腹アプローチよりも低侵襲ということで、自分の中でも新しい知識として学びました。
産婦人科の先生方と意見交換をし、交流をすることができる素晴らしい会ですので、今後も参加したいと思います。
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2024年1月27日、ホテルマリターレ創世佐賀にて、第84回 佐賀県泌尿器科懇話会に参加しました。
一般演題は9題で、その内2題、当科よりご発表がありました。
●雪本 弥仁雅先生 「泌尿器科手術における高齢者手術適応の見極め」
当科における高齢者手術において、合併症のリスクをG8スクリーニングスコアや背景因子を統計学的に解析し、お示しいただきました。
1演題目とトップバッターの発表でしたが、落ち着いて堂々と発表され感心致しました。
●村上 道洋先生 「筋層浸潤性膀胱癌の治療戦略」
村上先生は2023年4月より熊本大学より国内留学に来ていただいている先生であり、今回発表をしていただきました。開業医の先生方が多く集まる会でもあり、自己紹介もしていただき、認知度は深まったと思われます。ロボット支援手術と動注化学療法を中心に、当科における筋層浸潤性膀胱癌の治療戦略を綺麗にまとめて発表していただきました。
特別講演では当科の有働 和馬先生より「当科における前立腺癌診療」についてご講演されました。佐賀県のPSA検診や前立腺癌の死亡率、当科における前立腺癌の治療成績、現在取り組んでいる予防プロジェクトについて、多くのデータや様々な情報を基にお話しいただきました。当科のことながら大変勉強になることばかりでございまして、より前立腺癌診療に取り組んでいく必要があると実感しました。
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2024年2月2日、ホテルマリターレ創世佐賀にて、佐賀OABフォーラムに参加しました。
旭川医科大学 腎泌尿器外科学講座 准教授 橘田 岳也先生をお招きし、
「過活動膀胱治療にβ3刺激薬は万能か？」の題で特別講演を賜りました。
前半は過活動膀胱に関する疫学やガイドラインにおける対応などをわかりやすくお話いただき、後半からは基礎研究データも交えながらβ3刺激薬の有用性をご提示していただきました。どうしても、抗コリン薬と比べて副作用が少ないと考えて、β3刺激薬をすぐに処方してしまうケースがありますが、ご講演内容の知識も踏まえ、また患者様の状態や排尿記録も評価の上、β3刺激薬を使用していくように努めたいと思います。
佐賀までお越しいただき、誠にありがとうございました。
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最後になりますが、第20回 九州小児泌尿器研究会のご案内を致します。
2024年2月24日土曜日に長崎県で開催されます。プログラムも載せますのでご確認ください。
九州小児泌尿器研究会のホームページもご覧いただけますと幸いです。リンクは当ホームページにもございます。
よろしくお願いいたします。
（文責 前田 晃宏）
