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泌尿器がん治療UP TO DATE in 佐賀 講演会、第20回九州小児泌尿器研究会に参加しました

2024.03.03

 2024年2月22日、ホテルニューオータニ佐賀にて、泌尿器がん治療UP TO DATE in 佐賀の講演会に参加しました。

 座長は野口 満先生が務められ、

 演者は九州大学大学院医学研究院 泌尿器科学分野 准教授 猪口 淳一先生をお招きし、

 「前立腺癌治療における最近の話題 ~トリプレット療法とRARP~」の題でご講演いただきました。

 

 これまでの臨床研究結果の解説やトリプレット療法がどのような患者様に有効かを解説していただき、またRARPのテーマに関しては手術ビデオをご提示いただき適宜ポイントを解説していただき、大変勉強になる講演でございました。日頃の診療にすぐに役立つご講演を賜り、感謝申し上げます。

 

***

 2024年2月24日、長崎県は出島メッセ長崎で開催された、第20回九州小児泌尿器研究会に参加しました。

 村上先生と共に初めて乗る西九州新幹線で長崎まで行って参りました。

 

 今回は時系列順で学会活動を報告します。

 まずは一般演題で、村上 道洋先生より「当科における気膀胱下anti-VURの歩み」の題でご発表されました。佐賀大学におけるanti-VUR症例を調査していただき、術式の変遷や工夫についてお示しいただきました。発表後は4名の先生方より質疑があり、参加者が最も興味を持った演題といっても過言ではないと思いました。ご発表お疲れさまでした。

 

 熊本市民病院泌尿器科 里地 葉先生より、「ノロウイルス胃腸炎後に急性腎後性腎不全を発症した一例」の題でご発表されました。診断から治療まで難渋した症例を提示され、大変勉強になりました。

 

 佐賀大学からはもう一題、前田 晃宏より、「佐賀大学におけるDSDチームの取り組み」の題で発表致しました。15歳DSD症例を提示し、佐賀大学でのDSD症例が出た際の対応や実際の他科・他職種との連携についてお示ししました。座長の井手迫先生よりご質問いただき、その際、済生会川内病院でも同じくDSDチームを結成していると聞きました。機会があれば取り組んでいる内容など、勉強させていただけたら幸いです。

 

 一般演題 セッション4において、当科の東武 昇平先生が座長を務められました。

 

 総会において、当科の野口 満先生がご発表されました。2025年度は佐賀県で開催されることが決定し、アナウンスされました。来年はぜひ多くの先生方に佐賀にお越しいただき、活発な討論をしていただけると幸いです。

 

 特別講演では、慶応義塾大学 泌尿器科学教室 准教授 浅沼 宏先生より、「急性陰嚢症:啓発活動の重要性と診療ガイドラインの改訂」の題でご講演賜りました。急性陰嚢症の啓発活動に関して、慶応義塾大学関連学校でのアンケートや啓蒙講演、啓蒙ポスター作成など、非常に多くの取り組みをされているのを聞いて感銘を受けました。大変勉強になる内容であり、日々の診療に役立てていきたいと感じました。

 

 本会では懇親会が設けられ、ご参加の先生方との交流を深めることができました。

 その後は当科の医局員とお誘いした先生方とともに、「二見」まで移動し、新鮮な海鮮料理を堪能しました。お初参加の村上先生からも満面の笑みを頂いております。多くの海産物に舌鼓を打って参りました。帰路ではランタンフェスティバルで華やかな長崎市内を見ることができました。また今後の診療・研究に打ち込む英気を養うことができました。

 

(文責 前田晃宏)

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