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第82回 佐賀地方会 を開催しました。
2017.09.08
医局
9月2日 第82回 佐賀地方会を開催しました。
県外からの施設からも多数演題を出していただき、11施設15演題と非常に有意義な会となりました。
当科からは
前田晃宏先生「佐賀大学医学部泌尿器科2016年の臨床統計」
草野脩平先生「浸潤性膀胱癌に対する動注化学療法について」
有働和馬先生「ロボット支援前立腺全摘術における術前補助内分泌療法の試み」
また関連施設から
藏田 彩先生「水腎症を契機に見つかった多発後腹膜腫瘍の1例」
が発表され、いずれの演題でも活発に議論されていました。
学会後の特別講演では鹿児島大学泌尿器科学教室教授でいらっしゃる中川昌之先生より、現在における前立腺癌の治療と今後の治療への展望、また治療におけるQOL評価などについて御講演頂きました。去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)ではなく、去勢感受性前立腺癌(CSPC)に対する新規ホルモン剤投与など、今後治療の前倒しがキーになるとのことでした。また治療におけるQOL評価が今後保険診療にまで影響を及ぼす可能性があるなど、最新の知見を話していただきました。
学会で得られたことを日々の診療に活かしていきたいと思います。